宇宿さん

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昨晩の演奏、忘れられない。
モーツァルトはこの曲のような強い作品が好き。
よく知られてる作品とイメージが随分ちがう。
シューベルトはどこか共感するし(年齢があまり変わらないなんて!)
ベートーヴェンの激しさとふくよかさは
いつまでも身を横たえていたくなる。
何か土を耕してるような、海の中にいるような
栄養をいただいてる気持ちでいっぱいになった。
音楽は美味しい食事やエステと同じ効果だ。
消えて行く瞬間を感じるものなのに
なぜこんなに残してもらったものがあり、豊かになるんだろう。
アンコールのG線上のアリアのとき
空の青が浮ぶような、天国のような、清々しい空気になった。
そして更にアンコールはもう一曲。
シンバルやチューバなど更に楽器が10くらい入場して
豪華絢爛な演奏。
宇宿さんがタクトを置く瞬間の
円を描いた線が最後の余韻を包んで、わたしたちにあたたかく投げかけられた。
思わず泣く。
パンフにこんなことが書いてある。意訳するが
我々にとって現代にもっとも必要なことは「まっとう」な人間の心を取り戻すことだ。
人が人本来の心に立ち返り、良い知恵を生む源泉は芸術だ。

後半なぜか目の前の席の方がいらっしゃらなくなり
半分隠れていた(腰をひねって観ていた)宇宿さんを後半は
間近でまっすぐ観させていただくことができた。
べート−ヴェン交響曲7番。
格調高くて荘重という言葉のとおりを受取った気がする。
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by nemo_yuka | 2010-09-04 20:40