手渡していくもの、手放すことの意味。

手でこしらえるものは全て絵のようなもので
サイズや質感や感じで形がどんどん勝手に決まっていく。
魔法みたいに。
魔法みたいなものだからか、出来上がったものを見てると
愛情がどんどんこもっていく気がする。
だから育てるような観察期間があるのかもしれないし。
十分観察した上で直しを入れたりするのだろうし。
愛情がこもったものがまた人の手に渡るとそこできっと
それらは本領発揮して、力を添えてくれるんじゃないだろうか。
大好きな人へ作った食事みたいに。
食べたらなぜかほっとしたり元気になったりする食べ物みたいに。
何か、「もの」を越えたパワーが宿るのは
手を通せば、本当に当たり前のことかもしれない。
それくらい人の手には、力があるような気がする。

愛情たっぷりのものたちが渡っていくと、本当に本当に嬉しい。
きっと子どもが巣立つ気持ちに似てるだろう。
人の役に立つと誇りを持って、手を離せることだからだろう。
本気で作ったり育ててるんだから
どんなに見た目がわるくても対価をいただいても
作ったものを、堂々と、手渡して行きたいと思う。
全ての人に幸あれ!と、いつもいつでも願って
作っていたいと思う。
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by nemo_yuka | 2010-10-04 00:08