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夏のにおいのひとつ。血がまじった感じ。

透明で魚のいっぱいいる琵琶湖で泳いだり、
琵琶湖花火大会を見たりしながら
ゆっくり小倉に来た。

来たら状況が変わっていてびっくりした。

あたしここを去る前に、なにか失敗したっけ?と思った。

だけど、あるときふと、わたしは自由で本当は、誰にも束縛されてないんだなあって思えて
それからは大変な気持ちを抱えないで済んだ。
大変なことは、処理するのが得意な人に任せればいいし
近くには良いお店やホテルもあって気分転換もできる。
変わった状況でも、自分は変わってない。
ホテルの高層階で海と夜景と月を見ながらとても美味しいサラダやお酒を食べて
部屋からの眺めを堪能してたら
旦那さんも来てくれた。

大事な時間はあまりたくさん持てない。
一つ得れば、一つは失うんだなあと琵琶湖の水を思い出す。
ああいった時間は、特別でもう、二度と戻せないものでもある。
10日かけた東北や沖縄やフランスの旅も。
どこまでも歩いて行けた田舎の一本道も。
取り戻せない場所が、範囲が狭くなるごとに、できてくるんだ。
もしこどもができて
好きな場所に出向けないことをこどものせいにしたら最悪だ。
わたしは好きな場所をまだ持っているが
ああ、どんどん狭まってくるんだというのを痛感した。

だけど心は自由でいられた。
いくらでもいくらでも、広げられると気付いたりした。
それは地に足をつけて初めて、上昇し広がってゆくものなのかもしれない。

足がふわふわと地面から離れて、体はいつも自由だと思ってる人の心は
自分の半径1メートルしか見えないんじゃないだろうか。
足は固定されていても、遠くを見渡すことができたらそれは
なんて自由で、創造的で、人の力の為せる良い技だろうか。

15歳の入院していたときの夏の匂いをふと思い出したりした。
あれは何の匂いだったのだろうか。
少し血の匂いが混じってる感じ。
その中で感じる遠くのこと。
遠くの場所。
ずっと笑っていた日々。

今年の夏は喉が荒れて、その場所がちょっと
触れて来たような気がした。
by nemo_yuka | 2011-08-18 02:55