ニューワールド

9月を迎える。

夏の終わりの寂しい気配はない。
いつまでも夏のような、夏というか
このままわけのわからない気候のままのような
奇妙な日々だ。
震災のあとのことを描かなければならないと思う。
昔みたいに情熱的に作品にしたいと思う。
年をとって、情熱はずいぶんなくなってしまった。
このまま何にも残さなくたっていいはず。

それでも描きたいと思うから、
衝動の火種は残ってるのだろう。

あのときぶるぶる震えながら
おふとんにまるまっていたときふと見た白昼夢。

それは今迄遭った事のない
ものすごくたくさんのなにかがやってきた気配。
見守られてる気がして、びっくりした。
そんな気持ちになったことなんてないから。

ご先祖とか、そういった人だけではなく
もちろん含まれるのだろうけど
なにか認識できないたくさんのものが
心配して一瞬にしてやってきてくれた。
気がした
あの爆発の瞬間。

あれ以来、いつも誰かに守られてるような気がする。
それはもちろん安全だからとかではなく
全ての、生死を超えた命の源を
抱いていてもらってるような気配。
怖がらなくて大丈夫
何があってもすぐに助けるからって
言ってもらってる、
気がする。
きっと命を失っても
すぐに手を差し伸べてもらえるだろう。

そう、科学的根拠は一切ない、夢と同じ、
他の人に信じてほしいという話ではなく
夢の話をしてるだけだけど。

ただあの爆発は、
地球に住む人が経験したことない類のものだったんじゃないだろうか。
こんなことってないって
誰もがびっくりして
なんとかしなくちゃって
動かないではいられないほど、
歴史上でもないくらい大きな事故だったんじゃないだろうか。

最近の人間がしていること。
掘り出して扱って、扱いきれなくて大失敗して
という流れは
きっと見ていられないだろう。

でも見放せない絆もあるんだろう。

ただここから
自分たちで気付いていかなくてはいけないことはたくさんあるんだろう。

安心して見てもらえる状態にしていく必要があるのだろう。

最近の世の中は、
盲目でいられた状態はどんどん崩壊してるなあってとみに思う。

なんだか少しずつ剥がれ落ちてきてる気がする。

いったい何が現れるのだろう。
何が見えてくるのだろう。

もうここは新しい。
過去はどんどん剥がれて風に流されていく。
そして全ての人が
心待ちにしてる世界もきっとある。

あたしにはそれがどんな世界かわからないけど。

絵を描くときに、
知ることができるかもしれなくて
だから衝動の火は消えないのかもしれないなあなんて
思ったりするのだ。
[PR]
by nemo_yuka | 2011-09-02 02:22