春、光、訪れ

さて、春分を過ぎてキャンバスは20枚、イラストボードは10枚、
あと待機ロールキャンバスと木枠、キャンソンなどがまるで生き物のように彩ってる。
今日はうすい細い下弦の月だった。
季節の移り変わりとか、引力とか
日ごとに敏感になって、体に着けることもできるようになってきた。
行きたい場所がどんな風景なのか、とか
心にある楽しい場所はどんなか、とか。
体に入り込んで、
がしゃがしゃと探して見つけてる感じがする。

夢みたいなことや、15年も前に思ってたこと、
ずっと思っていたことが形になってゆく。

ゆったりと弧を画くようなスピードと形の、訪れ。

目の前のことがずいぶんと光ってるのに気付いたりする。

全てのことにありがとうとか、学んだり気付いたりするきっかけを
もらったんだと思える。

そうそう、好きな風景は北の
海と淡水と草原と岸壁のある風景。
アイルランドとか。
ああいった風景が気になることに気付くと
フォーチュンアクセの新作はケルティック柄だったなあとか
アイルランドを舞台にした映画が、今の日常にぴったりの内容だったなあとか
アイリッシュパブ大好きなことを、思い出したりする。
あそこには妖精もいるのだもの。

全てが、月が地が、人が命が、幸福や哀しみや傷みが
つながってるのがわかる。

多くを背負ったまま、光の湖みたいな中に、身を委ねてるのが
今というものなのだろう。

水面に寝そべってたゆたっていると、綺麗な月と綺麗な空しか目に入らない。
重いものは水の中に沈んでしまう。
浮遊してるのは光る部分だけだ。

今日わたしが隠していたものを取ろうとした旦那さんは
「今だ!」と言ってうばおうとして飛び込んで
そしたらたまたま手をげんこつにしてたのが額に当たって
「いたーーっ」と言って、全然今だ!じゃなくて
そのあと2人でゲラゲラ笑った。

光の方に顔を向けると、それだけで充分な現在しかない。

春分。
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by nemo_yuka | 2012-03-25 02:25