素晴らしき不完全

湯島はシンスケ、本当に美味しい。

15歳の頃、東大病院までの道をよくひとりで歩いて。
あの界隈は、大人になってから来ても渋くてよいし
子どもの頃は、がちゃがちゃしてるのに合宿のような天にいるような
安心の寝床のイメージだった。
天で出会った女子たちのことは、一生忘れない。
光っていて、あったかかった。

生きたくても生きられない人がいて
いろんなことをしたくてもできないときがあって
それでも恨まず、お陰さまの気持ちで、日々を笑顔で過ごしてる若者に会ったら
もう、生きてるだけで、感謝せずにはいられなくなる。
「ほら、さわってみて〜。ずがいこつとっちゃったからふわふわしてるんだよお。
でも筋肉がささえてるからだいじょうぶなんだよー^^」
と後頭部をさわらせてくれたあの子の年齢の
もう倍だけ過ぎてしまったけれど東大の
緑のふさふさは変わらなかった。

昔の外来病棟に入ってみると、なんとも迫力があって懐かしく
わたしたちが寝床にしていた建家はもうないけど
それでもあの場所に行くと、落ち着くし、どきどきする。

病気とか入院とか、きっと経験のない人とは少し違う感想を持ってる。
それは素晴らしい経験でもあり、かなしいもはらんでる。
もう納得し消化もして肉になってる。
ありがとうと思う。

リフォーム中の仮住まいは文京区、本郷湯島のあたりにした。


家の設備が壊れたので、仕方なくリフォームする。
それがたまたま東京に戻って初めて2人で暮らす家で
わたしはここに10年住んだけど
2人では出発点なので、このタイミングで改装するのはよかったと思う。

教え子さんがいなかったら知らなかった会社で
本当に丁寧な接客で、よい時間を過ごさせてもらえた。
人とは時間も経験も積み重ねるからなるべくそれは、よい思い出になったほうがいい。それを
OKUTAさんは心得てらして、素晴らしいなあと思う。

材質や色、環境に優しいペンキ、デザインなど全部自由に決めさせていただけた。
こんなに考えた通りにしてもらって大丈夫だろうか。
なるべく天然素材を使い、予算でできないことは妥協しながらも
妥協から新しいアイデアが生まれてゆく。
今のわたしたちにできることだけやれたらいい。
贅沢は知らない方がいい、
でも守りたいものは妥協せず。

なんでも完璧にできない方がいい。

病気や、生活の不完全さを
知らない人生ではなかったことが、一番
よかったことのように思う。
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by nemo_yuka | 2013-05-31 02:55