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絵描き 根本有華 nekko no arica project


by nemo_yuka

変化☆

チャリティに参加するにあたって、かっこいい言葉を聞きました。
「アート作品を創るひとはみんな持ち出しで、材料費がかかってる。
音楽家のぼくらは身ひとつで参加できる。
だからギャランティなんて受け取れない。」

アート作品に材料費がかかってることに
気付いてくれてる音楽家の方!
そして「身ひとつ」と、技術やメンテナンスを度外視して
言ってくれるその度量の大きさ。

かっこいい〜と思いました。

例えばライブペイントは、その日だけに使う数mの布や養生、その時消費してしまう絵の具や
汚れてない水ふき布、バケツ、パレットなどが必要で
有形アート特有の、物の用意があります。
衣装があればもちろんそれもプラス。
小物や絵画など、有形のアートには、必ず材料がある。。

一方で、音楽やダンスも、衣装代やメンテナンスにお金がかかるのだから
平等だという意見もあります。

衣装やメンテのように残るものではなく、消えてしまうもの
買っていただいたら相手のものになる、「物」のことを
理解してくださる、音楽を創る人の言葉を
今回、伺えたこと、本当にありがたかった。
励みになりました。

芸術はボランティア
貯金を切り崩して行うもの…
そうじゃない事は、チャリティの場でもきちんと考えられて
消費される「物」への理解が、ちゃんとあります。

材料費までボランティアでマイナスになることなどは
チャリティの場も、そしてボランティアの場でも
求められていませんでした。

無形のアート、音楽などの方への御礼なども今は以前より変わって
1万円でも多い方と聞き、
以前その金額に数千円足して
無形アートの方への御礼をしたときの
企画した人は、アートを奏でてもボランティアが当然だし
手伝った方だけがお金をもらうのが当然だという主張の
怒りを聞いたことをつい思い出し。。
すべての芸術家、音楽も踊りも絵も
みんながボランティアにならない方法を考えることは
御礼を差し上げても、
理解は得られなかった過去。
そこに居た自分の責任。。

今の現実には、その考え方は存在してません。

みんなにはどれだけ必要経費があり、その中でできることをして
ちゃんと原価のこと、技術のこと、そして少なからずの儲けのことは
考えていいんだよって
アートへの理解がある場が広がってる。
自分のするべきこと、できることできないことが何なのかへの
理解に、平等さがある。

均等って、こういう場なんだろうと
ボランティアやチャリティとアートの場に関わって
感じさせてもらえました☆

何が返ってくるかわからない!
過去のつらい罪悪感がすこし変化した今秋。
ここに身を置けた変化にも、感謝ばかり!
by nemo_yuka | 2013-09-24 08:24